院長コラム

VOL.1 ~ コレステロールは悪者か? ~

2014.08.01

vol06

「メタボリックシンドローム」と言う言葉が有名になって、コレステロールろ動脈硬化の関係を心配される方が増えました。
動脈硬化は、脳卒中や心臓病などの重大な病気の原因になります。
動脈硬化を起こした血管壁にはコレステロールが蓄積しているために、コレステロールが悪者扱いされることがあります。
しかし、コレステロールは細胞膜やホルモンを作るためには必要不可欠な物質です。
コレステロールがなければ、体の構造も、生命活動も維持することができません。
コレステロールを「善玉」と「悪玉」に分けることも知られていますが、これは人間が勝手に分けているだけです。
「悪玉」が細胞に細胞膜やホルモンの原料としてコレステロールを運び、「善玉」が余ったコレステロールを片付ける、というふうに役割が異なるだけでどちらにも体に必要な物質です。
悪いのは、体が使い切れないほどの過剰なコレステロールを摂取することです。
そして、喫煙、高血圧、糖尿病などで動脈にストレスをかけると、動脈壁が傷ついてコレステロールが蓄積されやすくなります。
すると、コレステロールが酸化されやすくなり、ますます動脈硬化が悪化します。
コレステロールを減らすよりも、動脈へのストレスを減らすことが大切です。

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