院長コラム

VOL.12 ~ 学童期に始まる「頭痛持ち」 ~

2014.08.01

vol14脳神経外科には、20~40代の「頭痛持ち」の方がたくさん訪れます。
月に1-2回、数時間以上続く強い頭痛発作を何年も繰り返しています。
経過を詳しくうかがうと「頭痛持ち」になりはじめた時期は、小学生や中学生ごろであったという方がいらっしゃいます。
大人になって医療機関を受診するまで、10年以上「頭痛持ち」を我慢されていたわけです。
逆に、痛み止めを多用して「薬物乱用性頭痛」を起こして症状を悪化させている方もいらっしゃいます。
いずれにしても、頭痛発作を予防するための継続的な治療はされていません。
子供の場合は、少しぐらい頭が痛くて学業に集中できなくても、親に相談しないということもあるでしょう。
大人になって、頭痛のために仕事に集中できなくなったり欠勤したりするようになって、ようやく本格的な治療を始める方が多いものと推察されます。
このような場合、「片頭痛」、もしくは「片頭痛」と「筋緊張型頭痛」の混合型と診断されることが大半です。
「片頭痛」と言っても、「片側だけ」とは限らず、しばしば頭全体の痛みとなり、首や肩に痛みが波及します。
学童期に診断された場合には、頭痛予防として規則正しい生活や軽い身体運動などを優先し、症状が強い場合には必要最小限の鎮痛剤と予防薬を組み合わせていくことになります。

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