院長コラム

VOL.5 ~ 「その「めまい」は大丈夫なのか?(1) ~

2014.08.01

vol05テレビドラマの中で、主人公が突然、顔をゆがめて目を閉じながら頭をかかえるようにして倒れてしまったら、「めまい」を起こして倒れたように見えます。
次の場面では医師が登場してきて説明します。
「疲労によるものです、やすめばすぐに治ります。」という場合と、「脳卒中です手術が必要です。」という場合があります。
この二つは、現実の診療ではどちらもありえることです。その「めまい」は、「寝ていれば治る」のか「脳卒中の初期症状」なのかの区別が難しいわけです。
困ったことに「めまい」という訴えの中身は人によって異なります。
眼球の異常運動が起きて「本当に目が回っている」場合、平衡機能が傷害されて立っていられない場合、手足の麻痺や失調のために姿勢が保てない場合、などすべてが「めまい」に該当します。
その他に、失神、たちくらみ、てんかん発作など、本来は「めまい」ではない症状も、人によっては「めまい」とい表現されます。
「グルグル回るめまいは危険で、フラフラするめまいは大丈夫。」などという言い伝えもありますが、まったく信用できません。
「めまい」は、耳の病気でも起こりますが、しばしば脳の病気でも起こり、まれには心臓の病気でも起こります。
次回は「めまい」に関係する神経と脳の働きについて解説いたします。

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