院長コラム

VOL.6 ~ 「その「めまい」は大丈夫なのか?(2) ~

2014.08.01

vol01訓練していない人がスケート選手の真似をして体をクルクル回すと「めまい」がします。ジェットコースターから降りた直後も体が揺れているように感じます。
急激な頭部の動きには神経の調節機能が追いつかないために、誰にでも「めまい」や「フラツキ」が起こります。
大袈裟に言うと、頭部の動きに、眼球運動が追いつかないとグルグル回っているように感じ、体の動きが追いつかないとフラフラしているようにいるように感じます。
私たちは、寝床から起き上がったり、椅子から立ち上がったりする程度の動作では、グルグルもフラフラも感じることはありませんありません。
耳の中にある三半規管が頭の位置を監視し、頭の中の脳幹や小脳が頭の位置に合わせて常に動きや体の動きを調節しているからです。
これらの働きが障害されると、わずかな頭の動きで「めまい」が起こるようになります。三半規管の異状による「めまい」では、「聞こえにくさ」を伴うことがよくあります。
「めまい」があっても耳に異状が無い場合には、脳幹や小脳の障害が考えられます。
突然に発生する脳幹や小脳の障害の原因としては、出血や血管閉塞などの脳卒中が疑われます。
特に、中高年者、高血圧患者、糖尿病患者などが「耳が聞こえているのにめまい」を感じたら、脳卒中の前触れとして警戒することが大切です。

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