院長コラム

VOL.8 ~ 「CTとMRIは、どちらがすぐれているのか?」 ~

2014.08.01

vol08

CT(正確にはX線CT)とMRIは、どちらともよく知られている医療検査機器です。

両者とも、コンピューターを利用して体の中の状態を画像化しています。臓器の信号をとらえる方法が異なり、CTはX線を、MRIは磁場を、それぞれ用いています。

CTの方が、検査料が安く、短い時間で撮影ができます。
緊急検査も容易です。
頭部外傷や、脳卒中などの際に、手術が必要な状態であるか薬物治療だけでよいのか、などを短時間で判断する上で有用です。
脳腫瘍などでも、緊急手術の必要性を判断する上では、CTが役に立ちます。
欠点は、骨の構造が複雑な頭蓋底部などに小さな病変があっても見えにくいことです。
MRIは、このような頭蓋底部や脊髄の病変抽出に優れています。
脳腫瘍の広がり具合なども、よくわかります。欠点は、検査料が高い、撮影時間が長い、狭い場所に長時間ねていなくてはいけない、などです。大まかな流れとしては、CTでまず緊急に治療が必要な状態であるかどうかを判断し、CTで見えない部分の診断が必要なときにMRIを撮影するということになります。
表題の「どちらが優れているのか?」という問いかけに正解はありません。
病気やケガの状態に応じて、CTとMRIを的確に使い分けることが必要です。

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